羽アリが大量発生!自宅やその周りでこんな光景を見てしまうとゾッとしますね。
羽アリには二種類ありますが、見つけた羽アリが害虫・シロアリだった場合は大変です。
被害が小さいうちに駆除しておきましょう。
しかしシロアリについて何も知らなければ見つけることさえ困難です。

今回はシロアリの見つけ方や見分け方、効果的なセルフ駆除方法などをご紹介していきます。

羽アリの種類を確認する

羽アリが大量発生していたからといって、必ずしもそれが家を食い荒すシロアリとは限りません。
羽アリにはシロアリのほかに、建物には無害なクロアリもいます。
まずは落ちついて、発生している羽アリの種類を確認してみましょう。
観察ポイントは、「羽」「触覚」「ウエスト(胴)」の三カ所です。
最も判断しやすいのは「羽」の特徴ですが、シロアリは羽のサイズがほぼ均等で、クロアリは前が大きく後ろが小さいという違いがあります。
ちなみに羽の枚数はどちらも四枚羽で半透明です。

また、シロアリの羽はクロアリよりも抜けやすい構造になっています。
アリ本体ではなく羽の抜け殻が散らばっている場合、シロアリの可能性が高いでしょう。
触覚はシロアリが数珠状のものが直線状に生えていて、クロアリは先が「く」の形に折れ曲がっています。
ウエストが寸胴(太い)のはシロアリです。
クロアリのウエストは、細くくびれています。
このような違いがありますので、羽アリを見つけたときにはつかまえてチェックしてみてください。

また、シロアリが大量発生するシーズンは5月前半頃から長くて10月頃までです。
それ以外の時期に大量発生している羽アリは、クロアリの可能性が高いでしょう。

ただし見つけたのがクロアリだからと、安心できない場合もあります。
実はクロアリにとってシロアリは食料なのです。
その家にシロアリが生息しているから、クロアリも住んでいるという可能性もあります。
特に室内でクロアリが大量発生している場合は要注意です。すぐに点検してみたほうが良いでしょう。

アリの種類は?

シロアリの蟻道と対処法

羽アリは「蟻道(ぎどう)」というトンネル状のものを作ります。
木材やコンクリートの壁・床・柱などの裂け目に土(羽アリの排泄物や餌の食べかすも混じっています)が詰まっている場所を見つけたら、それが蟻道です。
その蟻道もシロアリとクロアリでは違いがあります。
シロアリの蟻道の形状は入口から出口まで一本道型に繋がっており、硬く頑丈です。
押してみてまったく崩れなければシロアリの蟻道と判断できます。

大量発生したシロアリは蟻道の出入り口から駆除対処しましょう。
ただし蟻道に直接スプレー薬剤や熱湯をかけるのはNGです。
シロアリをよけいに活発化させてしまう恐れがあります。シロアリは蟻道の異常を感じると方向を変えて進むため、気付いたアリが範囲を広げて活動してしまうことがあるのです。
シロアリの蟻道を見つけたときの適切な方法は、まずはガムテープなどで入口をふさぐこと。
そして大量にシロアリが出てきたときに掃除機で吸い取って圧死させます。
団体で活動すると厄介なシロアリですが、実は一匹一匹の生命力は強くありません。掃除機で吸いこむことに抵抗があるなら、コロコロテープやガムテープで取ってそのまま押しつぶすことも可能です。これなら使い捨て感覚で衛生的に駆除できます。

スプレータイプや粉末タイプの駆除剤は、家の周りに散布しておくと良いでしょう。
特に夜間に発生しやすいシロアリは光を好むので、光が漏れる窓・ドアなどの隙間あたりや網戸に撒くと効果的です。

シロアリの種類と特徴、駆除に適した時期

シロアリには「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」などの種類があります。日本で主に生息しているのは「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」です。
アメリカカンザイシロアリはその名の通り外来種ですが、日本でも近年どんどん生息範囲を広げています。

前述でシロアリは5月前半から10月頃に大量発生するとお話ししましたが、5月前半頃に飛びまわるのはヤマトシロアリです。
イエシロアリは6月の梅雨時期から、それが終わる7月頃に飛散します。
アメリカカンザイシロアリの飛散時期はその後、7月から10月頃です。
シロアリの種類によってもこのように活動時期が変わります。
見つけた時期によってある程度種類が特定できるでしょう。

また、活動時間もシロアリの種類によって異なります。
イエシロアリは夕方から夜間に活動する、夜型です。
人工的な光(電灯など)を好みます。
ヤマトシロアリは反対に昼間活動し、人工的な光は好みません。
アメリカカンザイシロアリは気温が高い日を好んで活動します。

次にお話しするのは、活動場所についての特徴です。
シロアリは全般的に湿気を好みます。洗面台・キッチン・バスルームなどの水場や、家の外にある溝・給水管・排水管・切り株などのあたりを探してみてください。


シロアリの特徴や活動時期・時間帯などを知っておけば探しやすくなり、駆除しやすくなります。

まとめ

羽アリが大量発生したときには、まずシロアリかどうかを判別しましょう。
クロアリとの違いは主に羽の形状で判別できます。四枚羽のサイズが均等ならシロアリです。

シロアリや蟻道を見つけたときは、スプレー薬剤を散布せず、掃除機やガムテープなどで取りましょう。
薬剤は家の周りに散布することで侵入予防できます。
シロアリを見つけたときにはあわてず適切な駆除方法を行ってください。