自宅のシロアリ駆除を検討しようと考えたとき、特に初めての場合はいろいろと不安に感じる人もいるでしょう。
最初に専門業者をいくつかあたってみて、依頼したい業者を選んで調査を依頼します。

しかし、大切な自宅なので調査の内容について事前に知りたいと考えることもあります。
シロアリ調査とは具体的にどのような流れで行われ、どんなことがわかるのでしょうか。
また、事前に確認しておきたいポイントについてみていきましょう。

目次

調査したらどんなことがわかるの?

家の中や庭で羽アリのような虫をみかけたら、もしかしてシロアリではないかと急に心配になるでしょう。
家族の不安をすこしでも早くなくすためには、まず信頼できそうな専門業者にシロアリ調査を依頼してみることから始めます。
家の被害状況を正確に知り、具体的な駆除方法や費用について確認しておくことが大切です。
しかし、家の中を調査するのでなんとなく気後れしてしまい、時間だけが経過してしまうことがあります。
時間がたてばたつほど、気づかないうちに床下でシロアリの被害がすすんでしまい、被害が大きくなると修繕費用も高額になる可能性が考えられます。

さらに、シロアリの被害で家の構造上の安全性が損なわれてしまう可能性もあるので、気になったらすぐに専門業者に依頼するとよいでしょう。

ほとんどの専門業者は自宅のシロアリ調査を無料で実施しています。
そのため、調査だけで高額な費用を請求されることはありませんので心配しなくても大丈夫です。

専門業者に調査を依頼すると、さまざまなことがわかります。
調査の結果、自分が予想していた以上に被害が確認されることもあったり、被害が最小限にとどまっていたりすることが確認できます。
シロアリがいた場合にはどの種類なのか、どこに巣があるのかを確認します。
さらに家の中の木材への具体的な被害状況、今後どれくらい被害が広がっていくのかなどを知ることができるでしょう。

調査の結果、シロアリがいなければひと安心ですが、もしシロアリがいた場合には駆除の方法について相談したり、具体的に見積もりをとったり、駆除方法を検討することになるでしょう。

シロアリ調査の流れは?

シロアリの調査を依頼すると専門業者により対応は多少異なることがありますが、基本的な調査の流れはどの専門業者もそれほど大きな違いはありません。

まず、専門業者に問い合わせをして相談をしましょう。
その後、調査のための日程と時間を調整していきます。予定した日時に専門業者が自宅を訪問し、シロアリの被害があるかどうかを調査します。
専門業者は自宅の床下を点検したり、建物全体を目視で点検したりしていくなかで、写真やビデオで家の状況を確認していきます。

すべての調査が完了すると、撮影された家の中の被害状況を説明してくれるでしょう。
もし、早急に駆除が必要だと判断されたときは、調査の段階でシロアリ駆除にかかる費用や使用する薬剤などについて相談します。

シロアリがいないことが確認されれば、そこで調査は完了しますが、将来の予防措置を検討しておきたい場合には専門業者に相談してみましょう。
調査完了後に概算の見積もりを出してもらえる専門業者もあれば、調査完了後に日をあらためて見積もりを提示する専門業者もあります。

シロアリ調査はこのような流れですすんでいきます。
見積もりを確認して金額や駆除内容に問題ないようであれば本契約にすすみましょう。

専門業者に調査を依頼したときには、不安な点をできるだけ解消することが大切です。
そのため、できる限りわからないことを質問しておきましょう。

たとえば、シロアリ駆除に使う薬剤は家族の健康を損なわないものであるか、これ以上被害を大きくしないために注意しておくことはあるか、などです。

また、シロアリ調査で見落としてしまうのは家の周辺の調査です。
庭や敷地などもあわせて調査してもらうとよいでしょう。
シロアリ調査の目的は、シロアリ被害の有無を確認すること、納得のいく駆除方法をみつけることです。

専門業者に調査を依頼したからといって必ずその業者に依頼しなければならないわけではありません。
費用や調査で不安に感じるのであれば複数の専門業者に相談することも検討しましょう。

調査の流れは?

調査前に床下を事前確認しておこう!

シロアリ調査を専門業者に依頼したら、自宅を事前に確認しておきましょう。
調査のなかで床下を点検していくので、床下の状態を調べておくことが大切です。
なぜなら自宅であってもほとんどの場合、床下にどのように入るのかわからない人もいるからです。

専門業者に床下を調査してもらうためには、調査する専門業者の担当者が床下に入ることができる大きさのスペースや換気口が確保されているか確認する必要があります。
もし、換気口が小さすぎる場合には床下の調査ができない可能性があるので注意が必要です。
その場合、台所に床下収納があれば、そこから床下に入ることができます。
また、和室の部屋があれば畳と床板を外せばスペースが確保できるでしょう。
床下に入ることができないと、十分な調査ができない場合があります。

しかし、専門業者のなかには、換気口が小さかったり、床下に入ることができるスペースがなかったりすると調査のために家の基礎の部分を壊してしまうことがあります。
自宅の所有者に断りもなく基礎を壊すという専門業者はいるのだろうかと思いますが、そのような例もまれですが発生しています。
床下に入るとき換気口を大きくするために作業を多少行っただけでも、家の基礎部分に影響を及ぼす可能性が高いです。

そのため、たとえ自宅所有者に事前に断ってから換気口を広げる作業を行い、調査完了後補強を行うから問題ないという説明を専門業者から受けたとしても家の強度は元通りになることはなく、不安が残る可能性があるので注意が必要です。

まとめ

シロアリは羽アリにならないと見つけることは難しい場合があります。
そのため、少しでもシロアリの存在が気になるようであれば、早めに専門業者に調査を依頼するようにしましょう。
調査はほとんどの場合無料です。調査をするとどこにシロアリがいるのかがわかりますし、仮にいなかったとしても予防策を相談できるでしょう。