自宅が老朽化する原因の一つとして挙げられるのが、シロアリ被害です。
シロアリ被害を防止するには、シロアリ駆除の専門業者にお願いをするという方法があります。
しかし、業者の中には高額な料金を請求する悪徳業者も存在するのです。

今回は、シロアリ駆除の悪徳業者とのトラブルの例、そして、悪徳業者であるかを見極める注意点などを紹介します。

シロアリ、住居構造に詳しくない住民につけ込む悪徳業者

シロアリは、住居の床下など住民の目の届かない場所に生息し木材、あるいは、コンクリートやプラスチックまでも食い荒らす昆虫です。
シロアリが生息していることは普段の生活では気づくことは難しいため、悪徳業者はそこにつけ込んできます。

普段、床下などの住居の構造およびシロアリに関する知識に乏しい住民に、悪徳業者はシロアリ駆除をすすめてきます。
悪徳業者は、シロアリ被害や住居の構造にはそれなりの知識があるので、住民を言いくるめてシロアリ駆除をすすめるのです。
そして、「検査の結果、シロアリによる被害が進行しているのが発覚し家が倒壊寸前です」などと大げさなことを報告します。
それから、補強工事や床下換気扇の取り付けなどもすすめて、その結果、膨大な工事費用を請求するというのが悪徳業者の主な手口です。

悪徳業者は電話や訪問によりシロアリ駆除の営業を行いますが、その手口の特徴は2つあります。
それは「農協の指定業者」、「検査・点検が無料」と、この2つを強調することです。
農協という立派な機関からの指定された業者なのをアピールすることによって、住民に安心感を与える効果があります。
実際、そのような業者は、農協が指定した業者なのが事実であることは多いです。
しかし、独自の営業を行っているところもあり、すべての指定業者がまっとうな営業を行っているという保証はありません。

また、無料での検査や点検をすすめられた場合「無料だから余計なお金を取られる心配はないだろう」と安心する人もいることでしょう。
しかし、家の中にあげてしまったら、悪徳業者のペースにはまってしまいます。悪徳業者は検査をしたあとに「シロアリ被害が進行している」と大げさなことを言い、本来しなくてもいい補強工事などをすすめるという手口に持っていきます。
シロアリなどに関する知識のない人は、悪徳業者の言うことをそのまま受け止めてしまって、シロアリ駆除や工事をおまかせすることになります。
そして、必要以上の支払額を要求されるというトラブルに発展してしまうのです。

作業内容を明確にしてきちんと説明してくれるか?

まっとうなシロアリ業者であるかどうかを見極めるためには、その業者が行う作業内容の説明をしっかりとしてくれるかどうかも重要です。
一概にシロアリといっても多くの種類が存在するため、有効な処置や使用薬品は現場の状態によって内容が異なります。
そのため、作業の前にしっかりと現場の状況を把握し、理由をもって作業を行っていることがシロアリ駆除の大前提となります。
質問しても家の状況や作業の説明をせず返答をごまかしたりするような業者には注意しましょう。

また、そういったシロアリ駆除・工事費用の具体的な作業内容に対して金額を曖昧にする業者も要注意です。
シロアリ駆除および工事を行う際、業者は見積りを出して業務内容の詳細が記載された見積書を提示しなければいけません。
加えて、安全面を考慮して使用した薬剤の種類なども提示する必要があります。
それらを曖昧にして、具体的にどの作業でどれくらいの費用がかかるかを提示しない業者は疑う必要があります。

無料検査・点検を行ったその日にシロアリ駆除・工事作業の契約をせまる業者にも注意しなければいけません。
あとになってから「あの業者は怪しいのでは」と疑われては困るので、早めに契約サインをもらってしまおうというのが悪徳業者の狙いなのです。
よって、一刻も早く契約をせまる業者があらわれたら、断るか返事を後日にして他社のシロアリ業者に相談をすることが必要です。

ちゃんと加入してる?

クーリングオフ制度を知っておこう!

悪徳業者であるかどうかを見分けるには「クーリングオフ制度」が適応されている業者であるかを確認することです。
この制度は、訪問や電話勧誘などの契約後に契約解除・返金・返品ができる決まりのことです。
この制度を実施するには、書面での契約を交わしてから8日間の間に申し出なくてはいけません。

また、シロアリ駆除・工事が済んでしまっても、期間内に申し出れば契約解除および費用の返却が可能です。
工事された箇所を元に戻す原状回復の作業も無償で行えます。
業者が提示する契約書は、クーリングオフ制度に関する記述が必須となっています。
契約をする際は、クーリングオフ制度の記述があるかどうかを確認することが大事です。

もし契約書の確認をせずにクーリングオフ制度を実施したい場合は、自身の契約パターンがクーリングオフ制度の対象となっているか確認しなければいけません。
クーリングオフの対象であるか、あるいは、クーリングオフについての詳細を知りたい場合は、消費者生活センターに相談をしましょう。

また、悪徳業者のパターンの一つに、高額な見積もりを出した際に契約をしぶっていると、急に見積もり額を下げて交渉をするケースがあります。
その場合「今日、契約をすればサービスで値下げが可能です」や「お客様だけの特別なサービスです」とその場での契約をあおる説明をして契約のサインを急かしてくるのです。
その提示された金額が本当に安いのかどうかわかるように、事前に業者の相場を頭に入れておくことが大事です。

また、急に値下げをアピールする業者は、契約後に色々と請求して結果的に高額の請求額を要求することもあります。
急に値段を簡単に変えてくる業者には注意が必要です。

まとめ

訪問や電話でシロアリ駆除をすすめてくる業者は要注意です。
まっとうな営業をしている業者はそのような押し売りのようなケースはほどんどないためです。
もし、そのような業者がしつこい勧誘をしてきた場合は慎重に対応し、その場で判断することはせず、他の業者に見積もりを出してもらった上で後日判断することを心がけましょう。

また、クーリングオフ制度は適応されているかどうかの確認、消費者生活センターへの相談など、悪徳業者に騙されないための対策を事前に頭に入れておくことが大切です。