蜂が大量発生すると、人間にさまざまな形で被害がおよびます。
やみくもに蜂を駆除しようとしても、刺激を与えてしまい、さらに被害は広がるでしょう。
蜂には独特の生態があり、生態を利用してしっかりと対策を立てれば、被害を抑えやすくなります。

この記事では、蜂の生態や蜂を駆除するときの心がけについて解説していきます。

蜂の被害は侮れない!危険性をしっかり知っておこう

「いくら大量発生しても、小さな蜂は怖くない」と侮っている人もいるでしょう。
スズメバチのようにどう猛な種類であれば、多くの人が危険性を感じています。
しかし、ミツバチのように小さく、日常的に見かける蜂にはなかなか恐怖を抱きにくいものです。
どんな蜂でも甘く見ず、早急に対策を立てるようにしましょう。
それでも、種類に関係なく蜂には注意しないと、被害が起きてからでは間に合わなくなることさえあります。
どんな蜂でも甘く見ず、早急に対策を立てるようにしましょう

    蜂の被害として、「刺されると痛い」という点は多くの人が想像できます。
    厄介なのは、蜂が集団生活を行う虫だということです。
    一つの巣で1000匹前後の蜂が住んでいるといわれており、家の近くに巣を作られてしまうと、頻繁に蜂と遭遇するようになります。
    実は、「屋根裏」「軒下」といった人間のいる空間は、蜂にとっても巣を作りやすい形状なので、いつ蜂に目をつけられてもおかしくありません。
    「都会」「田舎」のどちらでも、蜂が巣を作る可能性は常にあるのです。

    蜂の刺害事件において、「痛み」よりも深刻なのは、「アナフィラキシーショック」です。
    蜂の針には毒があり、刺された人間は毒への免疫をつけようとする生理現象が起こります。
    ただし、あまりにも免疫が過剰に働きすぎると「アレルギー状態」におちいり、2回目に刺されたとき体調に異変が出ます。
    「呼吸困難」「じんましん」「心不全」などが現れ、最悪の場合、死に至ってしまうのです。
    アナフィラキシーショックを避けるには、そもそも「蜂に刺されない」のが一番なので、蜂を見つけたら徹底的に駆除しましょう。

蜂は種類ごとに性格が異なる?それぞれの生態を知ろう

「基本的に、蜂は「巣を守るために人間を攻撃する」習性を持っています。
しかし、攻撃性や生態は種類によって異なるため、家に蜂が発生した場合、まずは種類を見分けるところから始めましょう。
蜂はおおまかに3種類へと分類されます。まず凶暴な性格で知られているのが「スズメバチ」です。
スズメバチは全長が4cmほどになることもあり、その大きさから簡単に確かめられます。
スズメバチは強力な毒を有しており、刺されたときのダメージは深刻です。
そして、人間側から危害を加えなくても、積極的に攻撃してくるのも大きな特徴といえます。

次に、脚が長くスリムな「アシナガバチ」にも気をつけましょう。
全長は大きくて3cmほどですが、特徴的な体格によって見分けられます。
アシナガバチはスズメバチほどの凶暴性は持っていません。
ただし、種類によってはスズメバチよりも強力な毒を持っています。そのため、刺された箇所はかなり痛みますし、赤くはれあがります。
アシナガバチは「おとなしい蜂」として知られていますが、人間が近づきすぎると攻撃を加えてくるでしょう。

そして、もっとも生息数が多い「ミツバチ」です。
全長が2cmほどのミツバチは、蜂の中ではもっとも攻撃性の低い種類です。
それでも、人間から威嚇されたり、巣を荒らされたりすると防衛本能によって攻撃をしかけてきます。
ミツバチの毒は弱く、刺されたときの痛みは小さいといえますが、それでもアナフィラキシーショックが出る可能性はあります。
また、1つの巣に多くて数万匹も住んでいるので、駆除には手間がかかるでしょう。

蜂の被害にあう前に!蜂の予防方法を知ろう

蜂の被害にあう前に、きちんと予防方法を抑えておきましょう。
何よりも大事なのは、蜂の巣の早期発見・事前予防です。
蜂が巣を作り始める4~6月頃は定期的に自宅周りや近所を見回りましょう。
特に蜂の巣が作られやすい場所は、雨や風などをしのげる軒先や木の上、天井裏や倉庫、小屋などです。
また、床下にも作られてしまうことがあります。
天井や床下などはあまり頻繁に確認するのは大変ですが、できる範囲ででも定期的に確認してみるのが良いでしょう。
こういった蜂の巣が作られやすいポイントに市販の蜂駆除スプレー等を散布することも効果的です。
ただし、絶対に既に出来上がった巣にはスプレーを散布してはいけません。
蜂を刺激し、刺されてしまう可能性があるので、発見しても近づかず、早めに専門の業者に駆除をお願いしましょう。

同時に、飛んでいる蜂に出くわしてしまった時の対処方も学んでおきましょう。
蜂の種類は様々で、中には攻撃性の低い種類もいますが、逆に非常に気性が荒く攻撃性の強い蜂もいます。
発見したらすぐにその場を離れましょう。
また、蜂は匂いに非常に敏感です。香水はもちろん化粧品やヘアワックスなどの匂いに対して興奮することもあり、注意が必要です。
さらに、よく言われていることですが、蜂は黒いものに警戒し、敵対心を抱きます。
そのため、特に森や林などに出かける時や家の周りに蜂の巣がある時は、極力匂いのある美容品等を使わず、黒い服装も避けましょう。
簡単な対策方法ばかりですが、これらをやるかやらないかで蜂の被害にあう可能性が大きく変わってきます。

駆除作業は非常に危険!危険性を知ろう

自宅にできた蜂の巣を自分で駆除しようとして、駆除作業中に刺害事件が発生するケースは後を絶ちません。
インターネットの記事の中には、自力で蜂駆除を行う方法等が掲載されていることがあります。
しかし、蜂の駆除は一歩間違えると非常に大きなダメージを受けることになる大変危険な作業なので、自力で駆除する行為はやめておくべきです。

夜間に駆除作業を行えば、蜂の活動がおとなしく飛んで来ないから危険が少ないと主張している記事もありますが、
蜂がいくらおとなしくなったからといって安全だとは断言できません。
刺激を受けたら蜂は活動を再開し、巣を守るために人間を攻撃してきます。
また、夜間の作業は人間にとってもスムーズに行うのは困難です。
わざわざこちらから刺激を与えて危険を招くような行為はするべきではありません。

当然、一般の方で専用の防護服をお持ちの方はほぼいないでしょう。
だからと言って、「長袖にマスクとゴーグルがあればいい」と駆除作業を甘くみることは非常に危険です。
ただの服である以上、どこに隙間ができるかはわかりません。
また、スズメバチのように太く長い針を持っている蜂になると、衣服の上からでも肌に突き刺せます。
さらに市販の殺虫剤で駆除しようとしても、殺傷能力が弱い殺虫剤だといたずらに鉢を刺激して、やはり攻撃を受けてしまいます。
蜂の生命力は高く、殺虫剤をかけられても即死しないケースは少なくありません。
死がいのように転がっていても、人間に触られると余力で針を刺してきます。
また、たとえ死んでいたとしても、筋肉の反射によって針が刺さることもあり、まったく気は抜けません。
結局のところ、先ほど解説した通り不用意に近づかないことが一番安全なのです

蜂を駆除したいなら生態を知り尽くしたプロに頼む

一般家庭で蜂を駆除しようとしても、大きな危険は常につきまといます。
蜂の駆除は生態を知らないと、どんな形で攻撃されるかわかりません。
そこで、安全に駆除作業を行うには専門の駆除業者に依頼するのがおすすめです。
駆除業者に依頼するメリットとしてはまず、「家主の危険がなくなる」という点です。
直接手を下すわけではないので、家主が間違ったやり方で駆除を進め、蜂から攻撃される可能性が消えます。

次に、「作業がスムーズに終わる」点でしょう。
駆除業者は、蜂の巣を何回も取り扱ってきたプロフェッショナルです。
そのため、1回の作業にかける時間がスムーズです。
自分で作業を行おうとすれば、計画から実行、後処理に至るまで膨大な時間を割かなくてはいけません。
専門業者に頼めば、駆けつけたその日のうちに駆除が終了するでしょう。
また、駆除業者は巣の引き取りまで行っています。
自力で駆除した際は、巣の処分は困る問題の一つです。
しかし、業者に依頼すれば持ち帰ってくれるので、家主の負担はかなり軽くなります。

そして、「コスト」の面から見ても専門業者に頼むのがお得です。
「作業の費用がもったいない」と考える人も少なくありませんが、自力で作業を行う際も「無料」ではありません。
防護服や殺虫剤など、道具を一式そろえる必要が生じます。
巣を処分してもらうのも、費用がかかるでしょう。
結果的に、専門業者に最初から任せた方が安く済ませられるケースも多いのです。
確実かつ安全に蜂の被害を解消するためには、専門業者へ気軽に相談してみましょう。

まとめ

家に発生した蜂は大きな脅威であり、一刻も早く駆除しなくてはいけません。
しかし、自力で駆除しようとすると「やり方がわからない」「刺されそうになる」などの問題が発生します。

蜂の生態に詳しくない人が駆除作業を行うのは非常に危険です。
プロフェッショナルである駆除業者に依頼すれば、スムーズに作業は終わるでしょう。