蜂の被害というと刺されてケガをするというイメージがありますが、実は蜂の糞に悩まされている人も多くいます。洗濯物を取り込んだら黄色いシミがついていて、「なんだろう?」と思ったことはありませんか。

それ、蜂の糞かもしれません。

ここでは、蜂の糞害を防ぐ方法や実際に糞害を受けた場合の対処方法について紹介します。

蜂の糞害?!原因はミツバチ?

蜂にはさまざまな種類がありますが、糞害の原因となるのはミツバチです。
なぜなら、ミツバチはとてもきれい好きで巣では糞をしない習性があります。ミツバチは冬の間、巣のなかで春を待ちます。その間も糞をしないのです。そして、春を迎え活動を始めるとともに糞をまき散らしながら飛行します。そのため、蜂による糞害は蜂が活動的になる春先に多くなります。

糞害に遭いやすい場所の条件は3つあります。

1つ目は、白い色の場所です。ミツバチは白い色に寄ってくる習性があるため、白い壁のベランダや白い洗濯物、さらに白い車なども注意が必要となります。2つ目は、巣の南から東方向の場所です。ミツバチが巣から移動する際は南から東方向へ飛行します。そのため、巣から見て南から東方面は糞をまき散らすエリアとなってしまいます。そして、3つ目は蜂の行動範囲です。巣から100~200m圏内の場所が行動範囲となります。この範囲内にベランダがあると、どうしてもミツバチの糞害に遭う確率が高くなります。

さらに、ミツバチやアシナガバチは甘い匂いに寄ってくる習性があります。そのため、甘い香りの柔軟剤を使っていたり赤ちゃんのミルクの匂いがしたりする洗濯物は糞害に遭いやすくなるでしょう。

糞がついてしまった!蜂の糞の落とし方とは?

実際に糞がついてしまったら、どう落としたらよいのでしょうか。
ミツバチの糞は花粉や油分が含まれています。そのため、油もののシミと同じように時間が経って乾燥すると取りづらくなってしまいます。糞に気づいたら、すぐに洗濯をし直すか車なら洗車をするのがよいでしょう。しかし、すぐに気づける場合ばかりではありません。時間が経って乾燥してしまった場合の糞の落とし方について紹介します。

洗濯可能な衣類やシーツなどの場合は、シミになっている箇所に歯ブラシを使って食器用洗剤を塗ります。すると、油を分解する作用が働き、シミが落ちやすくなります。ほかには、衣類用洗剤をシミの部分に塗る方法もあります。塗ってから30分後に熱めのお湯で手洗いすると、熱で油分が溶け出しシミが落ちてきます。どちらの場合も、再度洗濯機で洗い直しをしておくと完璧です。 つぎに、車に糞がついてしまった場合は、熱湯をかけて油分を溶かす方法を試してみてください。大体の汚れは熱によって溶けるため落ちやすくなります。それでも落ちないときは食器用洗剤や油汚れ用の洗剤を使ってみるのも方法のひとつです。さらに、それでもまだ落ちない場合は研磨剤入りのポリッシュで磨きます。しかし、研磨剤入りのものは、多少なりとも車の表面を削るものなので使い方には注意が必要です。汚れの気になる部分にだけ使うようにしましょう。

いずれにしても、早めに気づくことが大切です。蜂の糞害に気づいたら、洗濯物や車に蜂の糞による汚れがないかどうか定期的に点検する習慣をつけましょう。

蜂の糞害、どう防ぐ?

糞害によって洗濯物が汚されて悩んでいる人は、柔軟剤を変えてみるというのも対策のひとつです。
蜂が好む甘い香りのものは避ける、もしくは柔軟剤を使用しないという方法もあります。また、虫よけネットなどをベランダに張ることで蜂を近づけないようにする方法もおすすめです。しかし、スペースの問題や洗濯物や布団が干しづらくなるデメリットもあります。

そこで紹介したいのが、どんな場所にも手軽に使える木酢液(もくさくえき)です。木酢液とは、木を焼いたときの煙を冷やして液体にしたものをいいます。この木酢液の匂いが山火事を連想させるため、蜂が嫌うといわれています。木酢液をバケツやペットボトルに入れ、被害の多い場所に置いておくと蜂を寄せつけない効果が期待できます。また、木酢液を物干し竿や網戸にそのまま散布する方法もあります。木酢液の匂いが洗濯物につかないか心配な人は少量から試してみることをおすすめします。木酢液はホームセンターやドラッグストアなどでも手に入りますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

また、車が糞害を受けている場合は、車庫に木酢液を置く以外にも、車にカバーをかけて直接糞がつかないようにする方法もあります。しかし、蜂がいる限り被害を完全には避けられません。蜂の巣が近くにある場合は、巣の駆除を専門業者に依頼することを検討する必要もあるでしょう。

まとめ

せっかく洗った衣類やシーツを汚されたり、車にシミをつけられたりする蜂の糞害は非常に頭を悩ませる問題です。ぜひ、紹介した方法を試して対策を行ってください。

とはいっても、蜂の巣が近くにある限り蜂がいなくなることはありません。対策をしても効果が得られず被害に遭って困っている場合は、蜂の巣駆除の専門業者に依頼を検討してみてはいかがでしょうか。