3〜4月はハチが活動を始める季節で、巣作りを開始するのもこの時期に当たります。
気づかないうちに軒下や庭木にハチの巣が作られていたということが起こっても、不思議ではありません。

あまりに大きくなってしまうと専門家に依頼するほうが安全ですが、まだ小さいうちなら自分で処理できる方法もあります。
自分でできるハチの巣の処理方法と大きさの限界、そして巣を作られないための対策について解説します。

自分で処理できる種類と準備するものは?

自分で処理が可能かどうかは、ハチの巣の大きさが直径10センチ以内であることを目安にしてください。
それ以上の大きさになってくるとハチの数も甚大になってきますし、取るのに時間もかかるので危険が増します。
そして、攻撃性が少ないこと、危険度の低いハチであることが前提です。
また、たとえ小さめの巣であっても、スズメバチの場合は自分で処理してはいけません。
大きさが10センチを超えているもの、またはスズメバチの巣は必ずプロに依頼しましょう。

どんなハチかわからない場合には、すぐに手を出さずにしばらく観察してみることをおすすめします。
作ったばかりの幼虫を育てている巣であれば、必ず働きバチが付近を飛び回ります。
それでどんな種類のハチかを見極めてから行動に移ってください。
まれに、昨年の古い巣が残っているだけの場合があります。
古い巣を再利用する習性はないので、使っていないようなら除去はできます。
ただし、すぐ近くに新しい巣を作ることはあるので、隣に接続されていないか注意してください。

ハチの巣を除去するために用意するものは、まず防護服です。
購入すると数万円はしますが、行政で貸し出している場合があるので聞いてみるといいでしょう。
目を保護するゴーグルもあると安心です。

次に殺虫剤を用意します。殺虫剤はホームセンターなどで買えるハチ用のものです。
そして、できるだけ離れた位置からハチの巣を取るために、長い棒を用意してください。
さらに、ハチの巣を入れるためのネットまたはビニール袋も用意しましょう。
ネットは虫捕り網があると長さも確保できますし、便利です。
ビニール袋はゴミ袋でも代用できます。

ハチの巣の除去はできるだけ日中を避ける

では、いよいよハチの巣の除去に入りましょう。
ハチの巣を処分するには、できるだけ日が落ちてから実行してください。
日中のハチは活動的で、攻撃性も高くなっています。
しかし、日没以降は活動が鈍くなるため、この時間帯がハチの巣の駆除には向いているのです。
防護服を着てゴーグルなどで顔の安全を確保できたら、まずは適度な距離を取って巣に向かって殺虫剤を思い切り噴霧します。

このとき注意したいのは、たとえハチが出てきても慌てないことです。
そして、十分な量を噴霧できるように殺虫剤は2本程度用意したほうが無難です。
20〜30分程度は噴霧してください。

ハチの動きが落ち着いたところで、一気に巣を落としましょう。
このとき、落とす予定の場所にあらかじめネットを置いておくとスムーズに進みます。
ネットの内側にビニール袋をセットしておくことをおすすめします。
片手にネットを持ち、もう片方の手で棒を使って落とすときれいに入ってくれます。
巣が入ったらすぐに口を閉め、隙間から殺虫剤を再び噴霧してください。

このとき、周囲に逃げ出したハチがいても、慌てずにいなくなるまで待ちましょう。
袋の口を結び、ひとまず退散して、飛んでいるハチがいなくなるのを待ってから処分したほうが安全です。
落ちているハチがいれば、しっかり殺虫剤を噴霧してください。
殺虫剤がかかったハチや付近の場所は、小さな子どもやペットが触らないよう注意しましょう。

これは危険!絶対やってはいけないことって?

ハチは黒っぽいものに反応し、攻撃してくるという習性があります。
ハチの巣の駆除を行うときは、黒いものを身につけないようにしてください。防護服があることが一番ですが、攻撃性の低いハチであれば防蜂ネットでも大丈夫です<。
防蜂ネットは養蜂場で使っていることも多く、3000〜5000円程度で購入できます。
防蜂ネットは頭部から肩辺りまでしか覆えません。
被っているだけで安心せず、肌が露出しないよう注意してください。
特に手袋と袖口の境目が開いていないよう、チェックしましょう。
万全の対策で臨んでください。

ハチが巣から出てきたときなど、一旦退散する場合でも絶対に走らないことです。
ハチは、走るものに向かっていく習性もあるので、ゆっくり静かに移動してください。
ハチが出てきたときも棒などで攻撃するのもおすすめできません
。ひるまずに殺虫剤をかけ続けましょう。
危険を感じたら諦めも大切です。

袋から漏れたハチは、手で触ってはいけません。
死んでいるようでもまだ刺してくることがありますし、殺虫剤が手に触れるのは避けてください。
万が一触れたときにはしっかり洗剤で洗い流しておきましょう。
装着する手袋は布製の軍手ではなくゴムを使うと刺されにくいと思います。
害虫駆除などに使うのは大概ゴム製の手袋です。
日中ハチの巣を観察し、働きバチの数が多いようなら、巣が小さめでも無理に駆除するのはやめましょう。
その場合はプロに依頼するほうが安全です。

まとめ

ハチの巣を自分で除去するには、直径10センチ以内であること、攻撃性の低い種類のハチであることを判断基準にしましょう。
ハチの巣の除去には防護服と防虫スプレー、ネットに袋、そして長い棒を用意します。
日中はハチの巣を観察して対策を十分に取り、ハチの活動が鈍くなる日没後に実行しましょう。
自分では無理だと判断したらプロに依頼するほうが安全です。