自宅にハチが発生してしまった場合、早急に駆除しなければ家族に被害がおよびます。
しかし、ハチの駆除には刺される危険がつきものです。毒の強いハチだと、刺された後しばらく痛みや腫れに悩まされることもあります。
プロの駆除業者が心がけているコツを学んで、安全に駆除を行いましょう。

この記事では、ハチ駆除で刺されないようにするためのポイントをまとめました。

目次

プロは防護服を着て作業する!選び方のポイント

ハチ駆除の際、マスクや長袖を使って刺されないようにする人は多いでしょう。
しかし、ハチの種類によっては、他の昆虫と比べてはるかに長く強靭な針を持っています。
普通のマスクや服ならものともせず、貫通して体に刺さる可能性があります。
ハチに刺されると痛いだけでなく、アレルギーが発症したりショックで心臓発作を起こしたりする恐れもあるので、より安全な防護が必須です。

そこで、ハチ駆除の専門家が使用している防護服に身を包むのが賢明です。
防護服は特殊な素材でできており、通常サイズのハチならまず針を通しません。一般家庭でもリスクを軽くして、ハチの駆除が可能です。

防護服にはさまざまな種類がありますが、なかでも白いタイプを選ぶようにしましょう。
ハチは黒い色を見ると興奮する習性があります。白で無地の防護服を着るのが無難な選択です。
また、「軽量であること」も重要なポイントです。
いくら防護が完璧でも、動作が鈍くなるのでは意味がありません。
軽い素材を使って、動きやすい作りになっている防護服を着ましょう。

そして、価格も気になるところです。プロが使用する本格的な防護服は、決して安い価格ではありません。
何度使うかわからない服のために、高額な出費は抑えたい人もいるでしょう。
ただし、防護服はレンタルサービスでも調達できます。
購入するよりも安価で防護服を利用できるのでおすすめです。

駆除には防護服は必須

駆除は夜に行おう!作業はスムーズに終えること

ハチは暗闇だと視界を確保できなくなる昆虫です。
そのため、駆除を行うなら夜がおすすめです。
暗闇の中なら、ハチを刺激しても対象を特定できないので、刺されない可能性が高まります。
ただし、ハチは嗅覚が非常に発達しています。
目が見えていない状況でも、人間の発する匂いには敏感に反応するので注意しましょう。
香水、整髪料、制汗スプレーなどはハチ駆除におけるご法度です。

また、いくら目が見えていないからといって、あまりにもハチに接近しすぎると刺されてしまいます。
遠く離れていてもハチの巣を取り除けるよう、枝切りハサミ、長い棒などを用意しましょう。

安全にハチ駆除を終わらせるには、とにかく「スピード」を意識します。
すべてのハチを退治しようなどと思ってはいけません。
大きな巣になれば、無数のハチが生息しています。
殺虫剤などを使ってもきりがないでしょう。
そこで、ハチの巣を確認したら目に見えるハチだけに殺虫剤をまいて追い払います。
ハチが見えないとき、無理に殺虫剤をまく必要はありません。

そして、人が近づけるくらいにハチの数が減ったら、素早くハチの巣を取って、ゴミ袋に入れます。
念のため、袋は何重にもしておくのが無難でしょう。
そして、他にハチの巣はないか確認して、駆除は終了です。
巣がなくなってしまえば、生き残っていたハチもやがて自宅から消えていきます。

ハチを駆除するなら最初から業者に頼むのが理想

自力でハチ駆除を行うことは可能ですが、いくつかの問題点がつきまといます。
まず、ハチ駆除には絶対に「刺されない」という確証がありません。
安価な防護服であれば、大きなハチの針は平気で貫いていきます。
また、軍手や靴、ヘルメットの隙間など防護しきれない箇所も多く、危険性がゼロではないのです。

防護服以外にもコストがかかるのがハチ駆除です。
殺虫剤や巣を取り除くための道具、必要なら梯子や望遠鏡など、確実に駆除を行うためには準備物がたくさんあります。
家の安全のためとはいえ、かなりの出費がかかるケースも珍しくありません。
駆除後の処理も困り物です。生きたハチがいる巣をどこに捨てるかは大きな悩みとして残ります。

これらの問題を解決するには、最初からプロの駆除業者に依頼するのがスムーズな方法でしょう。
業者に頼めば、家主がハチに刺される確率はまずなくなります。
業者もハチ駆除についての技術と知識をかねそなえているため、素人が行うよりも安全に駆除を進めてくれます。
また、「確実性」も業者に頼むメリットです。
ハチ駆除では、突然ハチが襲ってくるなどのトラブルがつきものです。
しかし、業者はさまざまな事態を想定して駆除を行うので、仕事を正確に終わらせてくれます。
依頼してすぐに駆けつけてくれるので、スピード面も申し分ありません。
自力でハチ駆除が不安なら、気軽に業者とコンタクトを取ってみましょう。

まとめ

ハチ駆除には危険がともなっていることを忘れないようにしましょう。
素人がハチ駆除を行う限り、「絶対に刺されない」とは言い切れません。
防護服や時間帯、駆除の手順などをリサーチして、できるだけ迅速に作業を終わらせるのが大切です。

それでも不安が消えないなら、最初からハチ駆除の専門業者に頼むとリスクは軽減するでしょう。