ハチは鋭い針と毒を持っており、人間を死にいたらしめることも可能な昆虫です。
ただし、ハチは本来的に攻撃性を押し出してくるような習性がありません。
ハチが攻撃を加える前には、人間を撤退させるための「威嚇行動」を示しています。

ハチの対策をするには威嚇行動を覚えておきましょう。
ここでは、ハチの威嚇行動について解説します。

どうしてハチは攻撃してくる?ハチの生態を知ろう

ほとんどのハチは理由もなく人間を襲撃しません。
凶暴なイメージがあるスズメバチさえ、人間を攻撃するときには明確な理由があります。
たとえば、人間がハチの巣に近づいてきて脅威だと認識している場合です。
また、ハチは黒い色に興奮する習性があるので、黒っぽい服を着ている人は要注意です。
黒髪や黒目すら、ハチを刺激する恐れはあります。

そのほか、人間の動作がハチにとって「攻撃」と映ったとき、ハチは攻撃をしかけてきます。
ハチは大きな仕草や大声を危険だと見なすため、人間がハチへの恐怖を露骨に表すと警戒を強めます。
ハチを手で振り払おうとするなどの行動は、よりハチを刺激する結果となるでしょう。

ハチが人間を攻撃するには、いくつかの段階を踏んでいます。
まず、ハチは人間を脅威と認識した時点で威嚇行動を開始します。
とはいえ、小さな昆虫にとっての威嚇なので、人によっては特に気にせず威嚇行動を見逃してしまいがちです。
すると、ハチはフェロモンを分泌し始めます。
ハチのフェロモンには発達した嗅覚を持っている生き物だけが嗅ぎ取れる程度の匂いがあります。
そして、仲間のフェロモンを感知したハチたちは、危険を退けるために匂いの元へと集まってくるのです。

ハチが群がってきたら戦闘態勢になっている証です。ハチの群れは逃げても追ってくる確率が高いので、そうなる前に退避しましょう。

まずはハチの生態を知ろう

ハチの威嚇行為とは?羽音に注意してゆっくり逃げよう

ハチに出くわすと、刺してくる気配もないのに周囲をずっと飛び回っていることがあります。
「害がないので放置しておこう」と判断する人もいますが、ハチが逃げていかないならすでに威嚇行為は始まっています。
ハチが対象のそばを離れないのは、相手を敵と認めているからです。
やがて、ハチの羽音が大きくなったり、アゴを噛み合わせたりするようになると、威嚇行為は激しさを増しているといえます。

やがて、ハチは空中で1カ所に留まりつつ、人間のほうを向き続けるようになります。
この行動は、すでに攻撃の狙いを定めている段階です。
もはやいつハチが襲ってきても不思議ではないので、そうなる前に対策をとりましょう。

ハチの威嚇行為に対しては、無闇に攻撃してはいけません。
ハチを刺激すると、完全にハチの防衛本能に火をつけてしまいます。
すぐにハチを仕留められなかった場合、反撃されるだけでなく仲間を集められて人間の危機がふくらんでいきます。
そのため、ハチに威嚇されたなら、静かに退避するのがおすすめです。
ハチの行動が確認できるように目線は外さず、ゆっくりと後ずさってハチから離れていきます。
このとき、声を上げるのもNGです。

ハチは危険を感じられなくなった生き物を深追いすることは滅多にありません。
退避する過程でハチを興奮させなければ、ダメージを負わずにいられるでしょう。

活動が盛んになったハチは危険も増大する可能性あり

ハチに威嚇されても、相手の数が少なければさほど危険ではありません。
注意点を守ってすみやかに退避すれば、ハチの攻撃を防げます。
問題は、活動が盛んになった時期のハチに遭遇したときです。
ハチには生命活動のバイオリズムがあり、種類によって活発に動き回る時期が異なります。
たとえば、スズメバチであれば巣作りに励み、急激に繁殖していく夏場こそ、活動のピークです。

活発化したハチは外敵の存在にも敏感になり、威嚇行動を示してから攻撃するまでの時間が短くなります。
また、ハチが群がってくるまでのスピードも速く、逃げ切れないで刺されるリスクが高まります。
自宅の周辺にハチが発生している場合、活動がピークになる前に駆除する必要があるでしょう。

ハチの駆除は自力でも行えます。
しかし、より確実に駆除するなら専門業者を利用するのがおすすめです。
専門業者にはノウハウの蓄積があるため、素人が行うよりもはるかに素早く巣を取り除いてくれます。
何より、家主が自分で駆除しなくて済むため、ハチに刺されるリスクがありません。

業者もハチの生態を知り尽くしているうえに防護服などの対策が完璧なので、ダメージを負わずに作業を終わらせられます。
素人が駆除を行うなら道具を一から揃える手間もかかりますが、業者なら依頼にすぐ対応できるのもメリットです。
ハチに刺されると、運が悪ければ死にいたる恐れもあります。
どんな種類のハチでも人間にとって脅威なので、見つけ次第早急に対処しましょう。

まとめ

ハチの対策を練っても、知識が不足している素人では実行に移すのが困難です。
また、ハチが威嚇行動を示しているのに気づけず、油断していて刺されてしまうケースも考えられます。

ハチを確実に駆除したいなら、知識と経験がともなった専門業者に依頼しましょう。
できれば、ハチの活動がピークに達する前に駆除することが効果的です。