ハチに刺されると痛みだけでなく命にかかわることもあります。
小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、普段からハチの巣が作られていないか注意しながら生活することが大切です。
巣が作られてしまったときも慌てずに対処できるように、ハチの習性や危険性、駆除のリスクについて知っておきましょう。

目次

こんなところに巣が!雨風が当たらないところは要注意

ハチの巣を見つけると、早く駆除しなければとついつい自分で手を出して刺されてしまう人がいます。
また、巣があることに気がつかずにうっかり近づいて刺されてしまうケースも少なくありません。
どんなところに巣が作られやすいのかを知っておくことで、巣が小さいうちに発見することもできるでしょう。

巣が大きくなるほどハチの数も多くなりがちで、そのぶん駆除も難しくなります。
刺されるリスクも高まるので、早期発見と早期駆除が大切です。
雨風がしのげる日の当たらないところは、ハチが好んで巣をつくります。

例えば、軒下・床下・雨戸の戸袋などは、巣作りの絶好のポイントです。
また、換気口や屋根裏部屋、物置のように家屋に入り込んで巣をつくるケースも多く見られます。

見えにくいところに作られてしまうと、発見したころには巣が大きく成長してしまっているといったことにもなりかねません。

以外な所にハチの巣があるかもしれない

ハチが襲ってくる理由

ハチは人や動物に対して攻撃してくることがあります。駆除するつもりがなくても、巣の前を通り過ぎただけでも刺されてしまうことがあるので注意が必要です。
通学路や公園など、子どもが通る場所に巣があると気づかずに刺されてしまうことも考えられます。

ハチが襲ってくる理由は単純で、巣を守るためだけです。
つまり、巣に近づかずにハチに不安感を与えなければ刺されることはありません。

ハチは一度刺したら死んでしまうと思われがちですが、ミツバチ以外の種類は死ぬことなく何度も針を刺すことが可能です。

ただし、多くのハチは、刺す前にブンブンと羽音を立てて警告しています。
むやみやたらに攻撃してくるわけではないので、ハチに遭遇しても慌てずに対処しましょう。

ハチは、黒色の動くものを攻撃する傾向にあります。そのため、屋外で作業をしたり遊んだりするときには、黒色の服を避けるのがおすすめです。
また、ハチはにおいにとても敏感であるため、香水や整髪料に引き寄せられやすいことを認識しておきましょう。

命にかかわることも!自力で駆除するリスク

ハチ駆除が危険であるとされる理由は、命にかかわることがあるためです。
小さなハチでも種類によっては針に毒を持つものもいます。

また、アナフィラキシーショックによって死に至るケースもあるため、安易に自力で駆除を試みるのは大変危険です。
アナフィラキシーショックとは、特定のアレルゲンに対して身体が過剰に反応してしまうために起こります。
過去にハチに刺されたことがある人の場合、アナフィラキシー症状が現れやすくなるため特に注意しましょう。
なかには、初めて刺された人でもアナフィラキシー症状が起こる場合もあるので、刺されたときには速やかに治療を受ける必要があります。

また、刺されることに対するリスク以外にも、自分で駆除をすると完全に巣が取り除けなかったり再び同じ場所に巣を作られてしまったりといった問題も起こりがちです。

ハチ駆除はプロに任せて!

ハチ駆除をするためには、ハチの習性を理解しつつスピーディーに作業をするのがポイントです。

ハチ駆除業者は、これまでにたくさんの巣やハチを駆除してきた経験があります。
リスクを抱えて自力で駆除するよりも、実績が豊富な業者に依頼するのがベストといえるでしょう。

ハチ駆除業者は、依頼を受けると被害状況の確認をして作業内容と料金の説明を行います。
巣がどこにあるのか確認できていない場合でも、スタッフが調査して適切に対処するので安心です。

女王蜂が冬眠から覚める春先から少しずつ巣が作られ、働きバチが生まれると夏から秋にかけて急ピッチで拡張していきます。
早期発見のためにも、春を迎えたら定期的に軒下や物置など巣が作られやすい場所をチェックしておくと良いでしょう。
ハチの数が少ないうちに、早めに駆除しておくほうが安心です。

まとめ

小さなハチでも数が増えて巣が大きくなれば、その分駆除が難しくなります。
また、刺されてしまうリスクも高くなるので、早期発見と適切な駆除が必要です。

自力で駆除しようと試みる人もいますが、刺されたときにアナフィラキシーショックを引き起こす危険性もあります。
刺された回数に限らずアナフィラキシー症状が起こるケースもあるので、安全に駆除するためにも業者に依頼するのがおすすめです。

ハチの巣が確認できないものの、ハチが頻繁に目撃されるようであれば、一度相談してみるのが良いでしょう。
見えないところに巣が作られている可能性もあるので、経験と実績が豊富なスタッフに調査してもらうと安心です。
巣作りが活発になる春から秋にかけては、家の周りや活動場所に巣が作られていないかどうか確認するようにしましょう。