家の中や外でハチが飛んでいるのに、どこに巣があるのか分からないと不安ですし、気をつけようがありません。
今回は、そんな場合に実践できる対処法をご紹介します。

ハチの種類を確認する

ハチは種類によって、巣をよく作る場所や習性、性格が異なります。
まずは現れているハチの種類を知ることが必要です。
出入りしている場所を確認すると共に、室内など安全な場所からハチの外見をよく観察したり、死んだハチをよく見て、外見の特徴から種類を判別しましょう。

日本にいるおもなハチの種類や特徴は、以下の通りです。

1.スズメバチ

スズメバチと一口に言ってもその分類は多く、日本全国で17種類ほどのスズメバチがいるとされています。
そのうち、人の生活域でよく見かけるものはオオスズメバチ・キイロスズメバチ(ケブカスズメバチ)・コガタスズメバチなどです。

オオスズメバチはその名の通り世界最大のスズメバチで、エサが少ない秋頃は非常に攻撃的となります。
強い毒を多量に持っており、刺されれば命の危険もあるため、特に注意が必要なハチです。
女王バチは約40~50mm、働きバチは約27~38mm、雄バチは約27~40mmほどの大きさです。
おもに山などで多く見かけられるハチですが、近年は市街地や都市部でも生息しています。
家屋の天井裏や軒先、床下などの閉鎖された場所を好んで巣を作ります。

キイロスズメバチは都市部にも山間部にも生息しており、どんなもの・どんな場所でも上手に応用して巣を作ってしまう高い適応力によって、人の生活域近くでも多く生息しています。
ハチによる被害は多くがこのキイロスズメバチによるものと言われています。
外見的特徴として、その名の通り全体的に身体が黄色っぽく見えます。
全体にうねうねとした模様がある、丸い巣を作ります。
軒先や庭の植え込みの中、天井裏や床下など、開放された場所でも閉鎖された場所でも関係なく巣を作ります。

コガタスズメバチは、オオスズメバチを一回り小さくしたようなハチです。
女王バチや働きバチで30mmほどの大きさになります。
食料となる昆虫が限られていないため、都市部や市街地、住宅街でも生息しています。
植え込みの中や軒先などの、開放された場所に巣を作ります。
丸いフラスコを逆さにしたような、独特な形の巣を作るため、容易に判別が可能です。
基本的に攻撃性は低く、巣の外側を飛んだりせず、巣の中にじっと留まっていることが多いハチです。
そのため、ハチが出て行ったあとの空の巣だと思って触ってしまうと、攻撃してくることがあります。

2.アシナガバチ

その名の通り、後ろ足が長いことが特徴のハチです。
そのため飛んでいる姿を見るだけで、容易に種類の判別がつくでしょう。
スズメバチほど攻撃的ではありませんが、万が一刺されてしまうと命の危険があることは同じです。
アシナガバチは、六角形の穴がびっしり並ぶタイプの巣を作ります。
お椀を逆さにしたような形でぶら下がっています。
春から梅雨頃までは女王バチが1匹のみで巣を作り、夏になると働きバチが生まれ、どんどん巣も大きくなってしまいます。
軒先や庭木の枝、カーポートの中やベランダなどに巣を作ります。

3.ミツバチ

ミツバチは基本的に温厚で、人を攻撃することがあまりないハチです。
丸っこい姿をしており、25mm程度の小さい身体です。
日本では二ホンミツバチとセイヨウミツバチがいますが、二ホンミツバチの方が多く生息しています。
基本的に温厚とは言え、敵に対して多数で襲い掛かります。
毒の強さはスズメバチより強いため、多数のミツバチに刺されればやはり命の危険があります。
そして他のハチと違い、翌年以降も同じ巣を使う場合があるため、家屋に巣を作られてしまった場合は早急な対処が必要です。
ミツバチは多くの場合、天井裏や床下、壁の隙間などの閉鎖された場所に、六角形の穴が並んだタイプの巣を作ります。

具体的な対処方法

ハチの種類にある程度見当がつくと、 巣の場所の見当もつくかもしれません。
その場所の近辺で頻繁にハチが出入りしているなら、 巣の存在がより確実になるでしょう。

しかし、 たかが虫と侮ることができないのがハチです。
下手に手を出せば、 刺されて命を失う可能性は十分にあります。
巣が見つかり、 まだ小さいから自分で取ってしまおうとして近づいたところ、 そばにもっと大きなハチの巣が隠れていたという事例が実際にあります。

ハチに困った場合は、 ハチ駆除の専門業者へ依頼をしましょう。
自分で駆除しようとするのは非常に危険です。

まとめ

ハチの外見や出入りしている場所によって、ある程度は巣がある場所の見当をつけることができます。

しかし巣が見つかったとしても、 自分で取ろうとしたり巣に近づくことは絶対にやめましょう。
毎年、 ハチに刺されて死亡する事故が起きています。
ハチ駆除の経験と、 ハチに関する知識、 万全の装備を持った専門業者へ任せるのが最善です。